秋晴れ(三秋)
秋の空が青く澄んで晴れわたることを言います。
秋の空というと、ぴっと澄んだ空気と青く高い空を思い浮かべる方も多いと思いますが、実は秋は比較的雨が多い季節なんです。
台風や秋雨などで、秋晴れの日はそう何日も続きません。
そこから、「男心と秋の空」ということわざもあるくらいです♪
私は、秋晴れの気持ちよい日には外に出たくなります。
何かのイベントがあるわけではなくても、ちょっと散歩をするだけでとても気持ちが晴れやかになるものです♪
そう長くない秋晴れの日を、おもいっきり堪能したいものですね♪
秋日和 負ふて越(こゆ)るや 箱根山 一茶
案山子(かかし)(三秋)
現在、案山子とは人形を木の棒で田畑に立てたものを指します。
でも元々は鳥や動物などの肉や毛を焼いて串などにさし、その臭いで田畑の被害を防いでいたそうです♪
この臭いを嗅がす、「嗅がし(かがし)」から「かかし」という名前になったそうです。
私の実家のまわりでは、稲や果物を守るときには案山子ではなく、網を使っていました。
昔は案山子を使っていたのかもしれませんね♪
皆さんはまだ案山子を見かけますか?
水落て ほそ脛(はぎ)高き かゞしかな 蕪村
銀杏(晩秋)
銀杏は、イチョウの種子です。
イチョウは雌雄が別々の木となっており、仲秋から晩秋にかけて実が熟してきます。
銀杏は熟すと黄褐色になり、独特の臭いがあります。
東京の高尾には、見事なイチョウ並木があり、この季節になると大量の銀杏が実ります。
鮮やかな黄色の黄葉は見事なのですが、銀杏の臭いにはちょっと困りものですね♪
皆さんは銀杏の臭いはお好きですか?(^^;
銀杏に ちりゞの空 暮れにけり 芝不器男
新米(晩秋)
その年に新しく収穫した米のことを指します。
今は、昔の手作業による収穫から機械による収穫に変わってきましたが、今でも機械の入らない狭い田圃(たんぼ)では、人の手による収穫が行われています。
作業の多くが機会に変わった今でも、新米を収穫する農家の方の気持ちは変わらないのではないでしょうか。
今年も収穫の時期が始まります。
もう新米が店頭で見られるようになりましたが、皆さんはもう新米を食べましたか?(^-^)
今年も農家の方に感謝をして、おいしいお米を頂きたいですね♪
新米も まだ艸(くさ)の実の 匂ひ哉 蕪村
紅葉狩り(晩秋)
紅葉狩りとは、美しく紅葉した紅葉を楽しみに山野などを訪ねることをいいます。
紅葉だけではなく、黄葉も含めて鮮やかな葉の色を楽しみます。
すでに東京八王子の高尾では紅葉が始まっています。
少し高いところではもうだいぶ紅葉が進んでいるようですね♪
秋晴れの良い天気に、ゆっくりと紅葉狩りを楽しみたいものです♪(^-^)
鬼の顔も かく赤からし 紅葉狩 貞徳
林檎(晩秋)
皆さんは林檎は好きですか?
林檎は、青森を代表として東北地方や、信濃(長野)や岐阜など、広い範囲で作られています。
私の地元、長野でも林檎が多く生産されており、よく食べていました♪
蜜の沢山入ったものはとてもきれいな色で、甘くておいしいです。
用途も広く、生はもちろんジャムやパイなどのスタンダードなもの以外にも、ちょっと変わったリンゴ料理が沢山あるようです。
興味のある方は、検索エンジンで「リンゴ料理」を検索してみてはどうでしょうか?
面白いレシピが色々と見つかると思いますよ♪
赤き林檎 青き林檎や 卓の上 正岡子規
霧(三秋)
霧は、空気中の水蒸気が、気温が下がる事で小さな水の粒となって一面に立ち込める現象を言います。
深い霧に覆われると、1メートル先も見えなくなることがありますが、きれいに晴れるのも霧の特徴といえます。
また、発生する場所や時間帯によって、様々な表情を見せて楽しませてくれます。
霧は一年を通して見られますが、やはり秋が一番多く発生するそうです。
東京の八王子・高尾でも、しばしば霧が見られます。
白くかすむ視界の中で、ぼやぁっと光る街灯の灯かりはとても印象的です。
狭い視界の中に自分一人しかいないときは、日常の空間でないような不思議な感覚を覚えるような気がします。
霧しぐれ 富士をみぬ日ぞ 面白き 芭蕉
蟷螂(とうろう)(三秋)
蟷螂とは、カマキリの漢名です♪
カマキリは、前足が鎌状になっているので、その形から「鎌切」「斧虫」とも呼ばれます。
古くからの俗説では、カマキリでイボをなでるとなくなるといわれてまして、そこから「疣毟(いぼむしり」とも呼ばれます。
いったいどうやってカマキリで疣をなでるんでしょうね?(^^;)
よく家のまわりでもカマキリを見かけることがあります。
先日見たカマキリは、15センチくらいで比較的大きなものでしたが、壁とにらめっこをしていました。
両手の鎌をかざして脚を広げて…いったい何と対峙していたのでしょう?
カマキリは非常に気の強い昆虫ですので、そういった姿を見て、つい笑みがこぼれてしまいました♪
蟷螂や 二つ向きあふ 石の上 正岡子規
柿(三秋)
実は、柿は古の和歌の時代には歌に詠まれる事は無かったそうです。
柿は俳諧において詠まれるようになってから、秋の風物としての地位を確立したようです。
私の実家にも祖母の家にも、柿の木がありました。
秋になると、四角い大きなものや細長いものなど、色々な種類の柿が見事に実ったものです。
ところで皆さんは生のままの渋柿に噛り付いた事はありますか?
口の中が引きつるようななんとも形容しがたい状態になるのですが、甘柿と間違えて噛り付くと大変な事になりますよ(^^;)
その渋柿も、干し柿にするととても甘くなるんですけどね♪
本来柿は渋く、渋みの成分であるタンニンが凝固すると甘くなるそうです。「ごまが出来る」という事ですね♪
久しぶりに故郷の柿が食べたくなりました♪
里古りて 柿の木持たぬ 家もなし 芭蕉
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