○季語の部屋○

霜月に紹介した季語です♪
 
霜月の季語

落葉(三冬)
木々の葉が舞い散る様子は中秋以降に見られますが、本格的に散り始めるのは冬に入ってからになります。
青く澄み渡った空を背景に散る葉は、情緒がありますね。
東京:高尾でも、もう紅葉は散り始めています。
街路樹からの落葉が、歩くたびに足元でサクサクと軽い音を立てると、心が踊ります♪
木々の葉が散り終えると余計に寒さを感じるようになり、冬の到来を感じさせてくれます。

 屋根ふきの 落葉を踏(ふむ)や 閨(ねや)のうへ  蕪村


葱(三冬)
葱は古くから栽培されており、『日本書紀』にも登場します。
様々な種類がありますが、大きく分けると白い部分を食べる「根深葱」と、緑色の部分を食べる「葉葱」があるそうです。
ところで先日豚汁が夕飯に出ました。
葱の香りが食欲をそそって、とても美味しかったです♪
葱はこれからの季節、鍋物などでも大活躍ですね♪
皆さんはどんな葱料理が好きですか?(^-^)

 葱洗ふや 野川の町に 入る処  正岡子規


炉開(初冬)
冬に入って、初めて炉を開いて火を入れることをいいます。
主に、茶道で使われる炉に火を入れること指していますが、民家の囲炉裏などを使い始めるのも、炉開きというそうです。
今で言えば、炬燵やヒーター、ホットカーペットというところでしょうか。
昔は、炉開きの日は陰暦十月の亥の日と決められていたそうですよ♪
皆さんのお部屋では、もう暖房器具が活躍しているでしょうか?

 炉開きや 仏間に隣る 四畳半  夏目漱石


初霜(初冬)
その冬になって初めて降りる霜を指します。
地表の温度が零度以下になると、土や葉の表面についていた露が結晶になり白く見えるそうです。

私も先日、道沿いの畑に霜が降りているのを見ました。
もう冬なのかと、季節の移り行く早さに驚いておりました。
つい先日秋に入ったばかりだと思っていたのですが…(^^
皆さんは冬を感じた出来事、ありましたか?

 はつ霜や かた衣かけて さす小舟  一茶


炬燵(こたつ)(三冬)
庶民の冬の暖房器具として昔から使われてきたものです。
その形態は、「切炬燵」「置炬燵」「電気炬燵」と変わってきていますが、炬燵の周りにある、一家団欒の風景は昔から変わらないのではないでしょうか。
冬は家族で炬燵に入って、よくみかんなどを食べたものです♪
祖母の家には昔ながらの「切炬燵」があり、炭を足す手伝いなどをしました。
私の家には炬燵はありませんが、たまに炬燵が恋しくなるときがあります♪
置く場所はないんですが…(笑)

 住みつかぬ 旅のこゝろや 置炬燵  芭蕉


山茶花(初冬)
山茶花には白、薄紅、紅などの色がありますが、元々は白い花だったようです。
現在は品種改良によって、色のバリエーションや花の種類も八重咲きなどになっているものもあるようです。
花はつばきと似ていますが、その散りかたはまったく別で、山茶花は花びら一枚ずつが落ちていきます。
私は、山茶花と聞くと、「垣根の垣根のまがりかど〜」の童謡「たき火」を思い出します。
今年はまだ山茶花見ていないかな? 皆さんはもうお目にかかりましたか?(^^

 山茶花の こゝを書斎と 定めたり 正岡子規


夜寒(晩秋)
冬になるまでにはまだ少し間がある秋の終わりごろ、夜になって感じる肌寒さを言います。
なんかちょっと寒いな、とは思いつつも 暖房を入れるほどではないかな、と一枚多く服を着て寒さをしのいでいる方も多いのではないでしょうか♪
この頃は、昼と夜で気温差が激しく、昼間のつもりで薄着でいるとすぐに寒くなってしまいます。
昼間はまだ晩秋の暖かい気候でありながら、夜になると初冬のような寒さになる。
この秋と冬を行ったり来たりする微妙な感覚を情趣の深いものとして表す「夜寒」という言葉は、古くから親しまれてきたようです。
四季のある日本だからこそ生まれた、味わいの深い季語と言えるのではないでしょうか♪(^-^)

これからどんどんと寒くなっていきます♪
風邪などひかないように気をつけましょう♪(^-^)

 洟たれて 独碁をうつ 夜寒かな  蕪村
 (はなたれて ひとりごをうつ よさむかな)



新酒(晩秋)
秋になってから最も早く醸造されて市場に出る酒を指します。
江戸時代初期のころは夏に酒が造られなかったため、秋の酒が新酒というように呼ばれていました。
また、農家でも新米の収穫の後に自家で飲む用の酒を醸造していたという事もあり新酒は秋のものでした。
江戸時代の中期からは酒造りは寒造りがおもになり、新酒という言葉に秋を感じることは少なくなっていったそうです。

ちなみに皆さんは日本酒お好きですか?(^-^)
私はたまに思いついたように飲む事があります。
まだまだ味がわかるまでには至らないなぁと思いながらも、心地よくなっています。

 憂あり 新酒の酔に 托すべく  夏目漱石


照葉(てりは)(晩秋)
秋が深まり木々が色づいて、それが日の光に明るく映えている様を言います。
美しく輝く紅葉を美しく称したものです。
北の方は、もう紅葉も深まり、雪が降ったところもあるそうです。
東京の高尾山もそろそろ紅葉の盛りでしょう♪
赤や黄色に色づいた木々に、暖かな日の光があたってきらめいている様は本当に美しいですね♪
観賞できる期間が限られているというのも、その価値を高めているのかもしれませんね♪(^-^)
皆さんはもう、今年の紅葉は楽しまれましたか?(^-^)

 照葉して 名もなき草の あはれなる  富安風生


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